食料供給

 日本の食生活は変化してきました。そのようすは本文の「0504 食生活の変化」で解説しています。ここでは0504のグラフ「1人当たり年間食品需要量」でも用いた食料需給表(累年表)のデータからグラフを追加して、より詳しい検討をします。

 グラフは国内消費仕向量と生産量、輸入量、1人当たりの量などを作成しました。輸出量は量として多くないことと、項目に偏りがあることから省略しました。

 用語について、政府統計Webサイトであるe-Statの食料需給表にあるQ&Aから引用します。

国内消費仕向量
「国内消費仕向量」とは、1年間に国内で消費に回された食料の量(国内市場に出回った食料の量)を表す量で、国内生産+輸入-輸出±在庫増減で計算されます。なお、国内消費仕向量には、食用以外の飼料や種子に仕向けられた数量も含まれています。

粗食料・純食料
「粗食料」とは、1年間に国内で消費に回された食料のうち、食用向けの量を表します。一方、「純食料」は、「粗食料」を人間の消費に直接利用可能な形態に換算した量で、野菜のしんや魚の頭部、内臓などの通常食しない部分を除いた量を表します。